メリーちゃんの命日

今日はメリーちゃんの命日です。
メリーちゃんは、私が初めて飼った犬です。
ショーの帰りには、車の後部座席で、小学生の私と一緒に寝ていました。

ジャッキーちゃんとカロちゃんのまるで母親のようでした。
ココちゃんとカロちゃんは似た感じの賢さですが、メリーちゃんの賢さは二人とは種類が違います。 経験から来る賢さです。

ちぎった花を「誰がやったの？」と聞くと自分じゃないと鳴きました。時には、自分がちぎったのに嘘を付く事もありました。
お庭の石を咥えて、手を挟んで右から左へと移動させる一人遊びが好きでした。
人が喧嘩すると止めようと鳴きました。
他の子がオシッコがある時は、「お庭に出してあげて」と鳴いて知らせてくれました。

メリーちゃんはとてもおっとりな性格で、天寿を全うしました。
雷が鳴る日に一度いなくなりました。
いくら捜しても見つからず、結局、近所の電気屋に保護されており、従業員の親族であるお婆ちゃんに大島で飼われていました。
お婆ちゃんの家では、ランちゃんという名前で、毎日一緒に畑に行って、一部屋お部屋を貰っていました。
もともと犬嫌いのお婆ちゃんが、「こんな賢い子は見たこと無い」と、犬好きになっていました。
捜した時に電気屋にも聞いたのですが、メリーちゃんを返したくなかったので、「知らない」と言ったそうです。
何度も懸命に捜す姿を見て、「実は保護しています」と教えてくださいました。
半月ほど、お婆ちゃんの所にいました。
本当に、誰でも・どこでも適応できる鷹揚な性格でした。

手をさすってあげると、喜んで手を舐めてくれたのを思い出します。
16歳11ヶ月、人間の年齢にすれば83.6歳、最期までよく頑張りました。

写真
・2000.5.1 花飾りを付けて
1）1997 ジャッキーちゃんもメリーちゃんの事が大好きでした
2）1998.7.30 親子みたいです
3）1998.7.30 カロちゃんがリードを引っ張っても気にしない大らかさ
4）1999.4 お外で遊び中
5）1999.4 何か困った表情
6）1999.4 「取って来い」すると、飛ぶように走って持ってきてくれました
7）2000.5.1 二人で記念撮影
8）2000.5.1 いつも穏やかな優しい心を持っていました
9）2000.5.1 石を運ぶ一人遊びをしています
10）ポラロイドカメラで撮った一枚